カメレオン

ロマンの塊!不思議な生き物カメレオンの目や舌、体色変化などの独特な特徴や生態について

ども、わどです。

爬虫類って色鮮やかな体色をしていたり、尻尾を自切したり、変わった形をしている種がいたりと魅力にあふれてますよね

そんな爬虫類の中でも特に変わった爬虫類、いますよね。

そうカメレオンです!

今回は調べれば調べるだけ興味が湧いてくるロマン溢れる生き物カメレオンの生態について紹介します!

カメレオンとは

基本情報

綱 : 爬虫綱 Reptilia
目 : 有鱗目 Squamata
亜目 : トカゲ亜目 Sauria
下目 : イグアナ下目 Iguania
科 : カメレオン科 Chamaeleonidae

カメレオンって一応トカゲの仲間なんですね笑
カメレオンはカメレオンで一つの種なのかと思っていました。

そんなカメレオンは全部で約200種ほど存在し、体の大きさも様々です。
爬虫類で世界最小のミクロヒメカメレオンでは約2cmほどで、カメレオンで最大種のパーソンカメレオンでは60cmほどあります。

パーソンカメレオンパーソンカメレオン
ミクロヒメカメレオンミクロヒメカメレオン

また頭に特徴的な突起があるエボシカメレオンや、ツノが生えているジャクソンカメレオンなど形も様々です。

エボシカメレオンエボシカメレオン
ジャクソンカメレオンジャクソンカメレオン

カメレオンの仲間内でもそれぞれ特徴があっておもしろいですよね~

そんなカメレオンに共通している、他の爬虫類にはない独特な特徴とは

  • 変幻自在の体色変化
  • 獲物を確実にとらえる伸びる舌
  • ぎょろぎょろと動く目
  • まっすぐではなく巻かれている尾
  • 一見二本にしか見えない指

だと思います!

それではこれから、上記の特徴についてなぜそんな形になっているのか、どういう構造なのかについて書いていきます!

カメレオンの5つの不思議

不思議①:体色変化

カメレオンといえば変幻自在の体色変化を思い浮かべる人が多いかと思います。
実際のところどんな色にでも変化するわけではないんですけどね笑

体色変化の3つの原因

ではカメレオンがなぜ体の色を変えるのかというと、基本的には身を隠す擬態のためということではないんです。(擬態のために体色変化する種もいます)

体色変化の原因は大きく3つあります。

  • 環境温度
  • 感情

感情変化で色が変わるんですね~。
どういうときかというと主に怒っているときや発情中、妊娠中に色が変化するようです

そして温度や光での体色変化なのですが、これは直射日光がすごくて暑いときには明るめの色になることで体温をできるだけ上げないようにし、逆に気温が低いときには暗めの色になることで熱をためやすくするためなんです。

体色変換の構造

ではどうやって体色変化をしているのか。

2015年にスイスのジュネーブ大学の研究によると、カメレオンの皮膚に含まれるナノ結晶の配列を調整することで光の反射を変化させて、皮膚の色を変化させているのです

体色変化をする生物はいろいろいますが、そのほとんどは色素胞の一種である黒色素胞の配置が分散したり凝縮したりすることで体色を変えています。
しかしこの方法では色の純度は変えられるのですが、色調は変えられないんです

カメレオンは皮膚の表面が側に黄色と赤色の色素胞があって内側に黒色素胞があるのですが、さらに虹色素胞と呼ばれる色素胞があるのです!

この虹色素胞に含まれるナノ結晶が体色変化を担当しており、これによりさまざまな色に変化できるのですね。

下の画像は虹色素胞のナノ結晶の密度変化によって光の反射する成分が変わっている様子を描いたものです。

またこの虹色素胞は皮膚の深層部にもあります。
この深層部にある第2の虹色素胞は太陽光に含まれる赤外線を反射し、断熱する機能があります。

体色変化ですごい生物といえばタコやイカがいますが、タコやイカがあんなにも色鮮やかに体色変化するのもこの虹色素胞によるものなのです!

カメレオンのこの体色変化についてはまだまだわからないことが多く、様々な大学や機関が研究しています。
いや~、カメレオンすごいですね笑

不思議②:伸びる舌

カメレオンは捕食するときに舌をビヨーンと伸ばして相手をとらえます。

舌の長さ

この伸びる舌はどれくらい伸びるのかというと、体長の1.5倍ほどまで伸びます。
なので遠くにいるエサをとらえることができるんですね。

伸びる速度

舌の長さもすごいですが、なんといっても伸びる速度がめちゃくちゃ速いですよね。

では一体どれくらいの速度で伸びているのかというと重力加速度の264倍、0.01秒で時速90km/hに達する速さと言われています!

そんな速度で舌が向かってきたらそりゃ逃げられないですよね笑

そんな速度をいったいどうやって出しているのかというと、舌にある舌骨(ぜっこつ)に秘密があるんです。

カメレオンの舌はこの舌骨のまわりにグッと縮めた状態で収められています。
そして舌を伸ばすときには舌骨を獲物めがけて勢いよく伸ばし、それと同時に今まで縮められていた舌が解放されてビヨーンと伸びることでものすごい速さで舌を伸ばすことができるのです。

この様子はよく弓矢に例えられます。
矢を弓に引っ掛けて伸ばすことで力をため、手を離すことで矢は勢いよく飛んでいくのと同じ理屈なんですね。

カメレオンの捕食の舌の動きをスローモーションで撮影した動画がyoutubeであってわかりやすいので、ぜひご覧ください。

粘着力

伸ばした舌でどうやって獲物を捕まえるのか?

実はカメレオンの舌はものすごい粘着力があり、獲物を舌に粘着させて捕まえているのです。

その粘着力、なんと人間の唾液の1000倍ほどの粘着性をもっているんです!

ただこのとらえた獲物を口の中に運んだあとにどうやって放しているかはあまりよくわかっていないそうです。

不思議③:左右で独立して動く目

カメレオンの目は左右で独立して動きます。
右目は前を見ているのに左目は後ろを見ていたり、左右どちらの目でも同じ方向を見ていたり・・・

いったいどこを見ているのでしょうか?

さらにこの目はほぼ180°、左右合わせれば360°全方向を見ることができます

この2つの特徴によりカメレオンは前も後ろも同時に見渡すことができ、敵をいち早くみつけることができます
逆に言うと獲物もいち早く見つけることができるということ!

そして獲物を見つけたカメレオンは今まで左右でバラバラに動いていた目をどちらも獲物に向けます。
こうすることで人間や他の動物と同じ立体視をすることができ、獲物までの距離感をつかむことができるのです。

両目で同じ方向をしっかり見てますね

距離感がわかれば後は舌の伸びる射程距離まで動き、高速の舌を伸ばして獲物を捕獲するんですね。

このように左右で独立して目を動かして周りを見渡してターゲットを見つけたら立体視して距離感をつかむという流れ、監視カメラなどの工学分野で使えそうですね。

ちなみにカメレオンはすごく視力がよくて10m先でもよく見える目をしています。
目のレンズの曲率を変えることで望遠鏡のようにズームして遠くを見ることができるようになっているんです。

不思議④:巻き巻きの尾

カメレオンの尻尾はぐるぐる巻きな印象がありますよね。

なんでぐるぐる巻きなのかはよくわかってないのですが、この尻尾の巻く力はかなり強いみたいです。

この力強い尾を木の枝に巻き付かせることで手だけで枝を掴むよりもしっかりと枝にしがみつけるようになっているんです。

また尻尾だけで枝につかまったりもします。

これにより、サイクロン(日本でいう台風)などの強風が来てもしっかりと枝につかまることができたり、枝から枝へ移るときにも確実に移動することができます

また遠くにいる獲物を捕らえるときに、枝から身を乗り出すために尻尾で固定するといった使い方もできるのです。

尻尾を枝に絡ませて身を乗り出しながら捕食しているカメレオン

このようにカメレオンの尻尾は器用で力強いため、第5の足とも言われています。

不思議⑤:なべつかみのような手

画像のようにカメレオンの指は二本しかないように見えますよね。
でも実は指はしっかりと5本あるんです。

このように指が2本側と3本側で分かれていて、それぞれの指が根元のほうで癒着しているんですね。
まるで鍋掴みみたいな手をしてますよね笑

不思議なことにこの指の2本側と3本側の分かれ方、前足と後ろ足で違うのです。
前足は内側が3本で外側が2本なのですが、後ろ足は内側が2本で外側が3本なのです!(なんでなのでしょうかね笑)

カメレオンは樹上棲で木の枝につかまって生活しているので、このように2本3本で指が分かれていることで枝につかまりやすくなっているのです。

しかもこの掴む力はかなり強くて、風速30mくらいの風が来ても掴まっていられるのです。
というのもカメレオンが生息地(地域にもよりますが)ではサイクロンがよく来るため、それに耐えられるくらいの力がないと飛ばされてしまうからなんです。

最後に

まだまだカメレオンについてわからないことが多いので、これからも調査を続けます。

またカメレオンだけでなく面白い爬虫類がいたら調査して記事にしていきますので楽しみにしててください!

ではまた~