ども、わどです。
以前このブログの記事で名前に”モドキ”がつく爬虫類についてまとめたときに、スッポンモドキとスッポンの違いについて少し紹介しました。
まだ読んでいないかたはぜひ「“モドキ”だって立派な一種!名前にモドキがつく爬虫類たち」を読んでください。
今回はスッポンとスッポンモドキの違いについて詳しく紹介していきます。
スッポンの基本情報

綱 : 爬虫綱
目 : カメ目
亜目 : 潜頸亜目
上科 : スッポン上科
科 : スッポン科
亜科 : スッポン亜科
属 : キョクトウスッポン属
食用として知られてますね。
スッポン鍋とか。(僕は食べたことないですが)
噛みついたらなかなか離れないカメとしても認知されているかと思います。
またスッポンは絶滅危惧種としてレッドリスト指定されています。
養殖されて食用として出回っているのであまり絶滅危惧種のイメージはないかと思いますが、野生のスッポンは激減しているのです。
スッポンモドキの基本情報
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綱 : 爬虫綱
目 : カメ目
亜目 : 潜頸亜目
上科 : スッポン上科
科 : スッポンモドキ科
属 : スッポンモドキ属
種 : スッポンモドキ
ペットとして飼われているイメージがあります。
しかし数が激減し、絶滅危惧種としてレッドリストに指定されている種なんです。
スッポンとスッポンモドキの違い
スッポンとスッポンモドキの違いを簡単にまとめたものが下の表です。

この違いについて細かく見ていきましょう。
甲羅

画像からでは伝わりづらいですが、スッポンの甲羅は柔らかいです。
普通カメの甲羅は硬いものですが、スッポンは狭い岩の隙間などに隠れるために甲羅が柔らかく進化したのです。
同じように甲羅が柔らかく進化したカメにパンケーキリクガメがいます。

このパンケーキリクガメも岩の隙間に隠れるためにこんなに薄く、やわらかい甲羅に進化しました。
「柔らかい」と言ってもパンケーキリクガメの甲羅は指で押すと全体がへこむ感じで、スッポンはぶにゅって感じで違うんですけどね笑
つぎにスッポンモドキの甲羅です。
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見た感じからスッポンとは違うということがわかるかと思いますが、スッポンモドキの甲羅は硬いです。
硬いということはスッポンとは違い甲羅の硬さで防御するということですね。
足の形
スッポンの足はヒレの部分が多い特徴的な形をしています。

なんというか、ブニブニした見た目をしてますね。
それに対してスッポンモドキの手足はウミガメのような形をしています。

餃子みたいな手をしてますね笑
活動圏
スッポンもスッポンモドキもどちらも水棲ですがスッポンは陸にあがることもあり、スッポンモドキはほとんど上がらないみたいです。
スッポンが陸で走る姿の動画があるのですが、以外と速く走ります。
目
スッポンの目は点みたいに小さいです。

この小さな目を怖いと思うか可愛いと思うかでわかれるみたいです。
僕はちょっと怖いと思う側です笑
ずっと見てるとかわいく見えてくるのだと思いますが。
それに対してスッポンモドキの目は普通のカメって感じです。

まとめ
スッポンとスッポンモドキの見分け方は
- 甲羅の硬さ
- 手足の形
- 陸に上がるか
- 目の大きさ
です。
細かく見れば他にもいっぱいあると思うのですが、ぱっと見て(陸に上がるかはぱっと見ではわからないですね笑)わかる違いといえばこの辺かと思います。
こうやって違いを並べて見比べるとちゃんと違う種に見えてきますね。